発達障害とは
発達障害とは、主に
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
自閉症スペクトラム(ASD)
学習障害(LD)
の三つのタイプにわけられる、
脳機能の発達のかたよりによる障害です。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
気が散りやすかったり、集中力がなかったり、忘れっぽかったり、思いつきで行動してしまうことが多くあるのが特徴です。
感情や行動のコントロールが難しく、会社や学校での生活など社会生活の中で支障が出やすく、周囲から注意をきつく言われたり、非難される場面が多いです。
自閉症スペクトラム(ASD)
対人やコミュニケーションをとる能力にかたよりがあり、何かへの興味や関心が向く幅が狭いことによって強いこだわりがある場合があります。
それにより習慣やペースが本人の中にあって、そこから外れる柔軟な考えや、予定と違うものごとへ臨機応変に対応をするのが困難な人がいます。
学習障害(LD)
知的発達の遅れ(自己管理や自律性、意思伝達や健康管理維持を社会の一般基準でこなすのが困難である事実)は見られないが、読み書きや計算、話をすることや聞くことが難しく、学校の成績の評価を一般水準でクリアするのが困難なことがあります。
中には読むのは得意だが書くことが不得意であるといったかたよりがあることもあり、科目ごとで評価に大きな落差があったりすることもあります。
脳機能的に文字を認識しずらいことで文字を読めないことや、目で見たものをそのまま写して書き出せないこと、位置情報や日時の認識ができず、右と左の認識ができなかったり、昨日、明日、明後日などを間違えたりしやすい場合もあります。
この三つのタイプは、どれかひとつを発達障害者本人が特性として持っている場合もありますが、複合的に2つや3つのタイプをあわせ持っている場合もあります。
発達障害は日常生活の困難度や学力テストと似た形式で実施される発達障害の検査用テストの結果によって判断されますが、それ以外の目に見える基準が無いため、本人がひとつの脳機能的な障害を抱えていることで社会生活で多くの困難やストレスを持つことがあっても、周囲の人からは理解しずらく、本人の努力不足や甘えと思われることがたくさんあります。
例えると内科や外科的な疾病は目に見えた数値や状態がわかりますが、
発達障害は目に見えない障害なのです。
また、目に見えない障害であるために、困難を本人が抱えているが発達障害の診断が出ないグレーゾーンというものもあります。
他の人がしている普通のことができない。
他の人が当たり前にしていることができない。
みんなができていることが、自分にはできない。
みんなと一緒のことや、みんなと一緒に何かをすることができない。
一緒に行動したり、誰かと色んなことをしたり、同じことを同じ速度でしたり。
軽度から重度まで困難の差がありながらも、そういったことをするのが発達障害を持つ人には難しいのです。
感覚の過敏がある発達障害を抱えた人もいて、音やにおい、視界に入るものや触ったものへの感覚の過敏があったり、強いストレスなどによってパニックの発作が起きることもあります。
社会で生活をしている時、自分がいる仕事の場や学校の中、家の近所やよく出かける場所や出かけている途中ですれ違っている人の中には、発達障害を持った人がいるかもしれません。
発達障害の人が感じていること
はぴねすすまいるは、発達障害の当事者や当事者の母親がメンバーのほとんどです。
当事者や身近な支援者だからわかること、感じること、思うこと、悩むことを伝えて伝え合うことと、その支え合いをしている団体があることの掲示が、発達障害や発達障害者が社会にいることを伝える一助になればと考えています。
団体名 | 発達障害支援団体 はぴねすすまいる |
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代表者 | なでしこ |
副代表 | りく |
2015年 12月 | はぴねすすまいる 設立 |
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